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連なった音が持つ意味を把握する
「相対音感」とは、ある音が基準音に対して、どれくらい高いか低いかを識別する能力です。この能力は、正確に音程差を指摘できる精度のものから、漠然と高いか低いかを認識できる程度のものまでの大きな幅があります。一般に「相対音感がある」と言う場合は、音程差を正確に指摘できる程度の能力を指すことがほとんどです。特定の音の音高を正確に把握するためには基準となる音が必要で、その限りにおいては、基準音を必要としない絶対音感に対して劣った能力となりますが、相対音感の本領はそこではありません。相対音感は、連なる音の中にある特定の音が持った意味を把握するのが本領と言えます。精度の高い相対音感を身につけると、メロディーが豊かに聞こえるようになります。豊かというのは、陽気なものはさらに陽気に、悲しいものはさらに悲しく、という程度の幅を意味しています。メロディーが表現している情緒を、より一層深く感じるようになると言ってもいいでしょう。音楽を分析するのではなく、楽しむためには、絶対音感よりも相対音感の方が適しているというわけです。自分に合った調に変更して楽しめるカラオケを上手く歌うのに必要な音感は、絶対音感でもいいのですが、相対音感の方が適していると言えるでしょう。
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