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そのものズバリを記憶しようと思わない
一般的には幼少時までに身につけておく必要があるとされる絶対音感は、成人後でも習得が可能というのが私の持論です。しかし、幼少時に訓練するのに比べると、多くの困難や時間、そして根気が必要なのは否定できません。しかし、「無理だ」という意識を捨て、記憶のメカニズムを利用した工夫をすれば、幾分かは楽に習得できるのではないかと思います。絶対音感は、音高(ピッチ)を個別に記憶していることに着目してください。訓練の要は如何に記憶に定着させるかです。何かを記憶しようとする場合、単にそれを覚えようとするより、印象深い体験とセットになっている方が定着しやすいと言われています。別ページで述べている携帯電話の着信音の記憶もこれで説明がつきます。音高を覚える時は、何か印象深い体験に絡める工夫が大きな助けになります。西洋音楽では1オクターブを12で区切った高さの音だけを使います。1オクターブの違いのある音同士はとても似たものに感じられます。それは11個の別の音程の聞こえ方と比べると違いが明白です。これをどうイメージするかというと、時計をイメージします。12個の音はそれぞれ方向を指すとイメージすれば、1オクターブの違いは同じ方向を示し、聞こえ方が同じであることと一致します。音楽で使われる音だけ覚えるなら12個の方向感だけ記憶すればいいのです。音を方向感覚にイメージし直して記憶するのは、とても助けになるでしょう。
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